大阪ガス:米国中西部でバイオマス由来CO2を用いた合成メタン製造

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大阪ガスの米国子会社Osaka Gas USA Corporationが、現地エネルギー企業、バイオエタノール企業と、米国中西部で合成メタン(e-メタン)製造事業の実現可能性検討を行っている。

目次

技術概要

サバティエ反応メタネーションで合成メタンを製造するとみられる。

サバティエ反応とは、水素と二酸化炭素を高温高圧状態に置き、ニッケル等を触媒としてメタンと水を生成する化学反応。

出典:Wikipedia

CO2:Green Plains社の保有・運営するバイオエタノールプラントから得られる高濃度CO2
水素:天然ガス改質(当面はブルー水素、将来的にはグリーン水素も検討)

大阪ガス株式会社

事業化計画・スケジュール

2023年7月頃までに、合成ガスの製造プラントの技術検討、ブルー水素製造時に発生するCO2をCCS処理するための適地調査、事業性評価といった実現可能性の検討するとしている。

並行して、合成メタンをフリーポートLNG基地で液化して日本に輸出するスキームの検証も進める。

2030年までに、合成メタンをフリーポートLNG基地にて液化し日本へ輸出する事も視野に、年間最大20万トンの合成メタンの製造を開始することを目指している。

実施企業・連携先

  • Osaka Gas USA Corporation
  • Tallgrass MLP Operations
  • Green Plains

補足情報

大阪ガス株式会社プレスリリース(2022年12月22日)

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